本紙掲載日:2024-03-28
(7面)

地域を鮮やかに彩る−チューリップ約3万5千本

日之影町の中川地区で咲き誇るチューリップ。遠方に望むのは矢筈岳(右)と比叡山(27日)

日之影町七折中川地区

 名峰を望む日之影町七折の中川地区(8戸、16人)で約3万5千本のチューリップが咲き誇り、訪れる人に驚きと感動を与えている。

 同地区は2004年から、地域活性化などを図るため農閑期の田畑にチューリップを植栽。毎年この時期になると、赤、白、黄、紫など鮮やかな花々が一帯を彩る。

 心地よい春風に揺られる花畑と、標高600メートル以上の山々が織りなす景色はまさに絶景で、「チューリップの里」の愛称でも親しまれている。

 地元住民でつくる中川チューリップの里づくり会(瀧川宗利会長)によると、今年の開花はほぼ平年並みで、4月10日ごろまで楽しめそう。

 場所は延岡市方面から向かう場合、国道218号の青雲橋東詰めを右折して車で約30分。各所に案内板が設置されている。

◆31日にチューリップ祭り

 中川チューリップの里づくり会は31日、恒例の「チューリップ祭り」を同所で開催する。時間は午前9時〜午後3時。町内事業者によるうどんやおにぎり、串焼きなどに加え、地取れのそば粉や蜂蜜、団子なども並ぶ。

 瀧川会長(75)は「一面の花畑と、遠くに見える矢筈岳、比叡山との絶景を楽しんでいただきたい」と呼び掛けている。

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