本紙掲載日:2024-03-29
(1面)

デイリー健康大学日向会場

講話する眄仗親疆猶…

やってみよう人生会議−日向たかいしクリニック・眄仗親疆猶…垢講演

 公益財団法人デイリー健康福祉事業団(松下勝文代表理事、夕刊デイリー新聞社内)の第28期デイリー健康大学日向会場第3回講3月3月21日、日向市文化交流センター3階会議室であり、日向たかいしクリニック(日向市春原町)の眄仗親疆猶…后複械粥砲「私の人生、最期まで私らしく!みんなでやってみよう人生会議!」と題し講話した。

 眄弍…垢狼楮蟷埆仗箸瞭皺憤紂5楮蠡膤悵絣愽瑤鯊感噺紂宮崎県済生会日向病院(門川町)などの勤務を経て2022年、日向市春原町に同クリニックを開院し、外来診療や訪問診療に取り組んでいる。

 自宅や施設で最期を迎える人の割合について、「日本ではここ20年ほどで少しずつ増えてきているが、それでも全体の2割くらい。残り7、8割くらいは病院」と説明。宮崎県も全体的にほぼ同じ割合だが、自宅や施設で最期を迎える人の割合は、宮崎市近郊の地域で比較的高いという。

 その理由について眄弍…垢蓮岼譴弔蓮∨問診療や訪問看護など在宅医療の資源や仕組みが整っているから」とし、「日向市でも、自宅で最期を迎えたいと思う人が一人でも多く自宅で過ごせるよう訪問診療に取り組んでいる」と話した。

 また、いざという時、7割の人が自分で意思決定ができない状況にあることに触れ、もしもの時のために自分が望む医療などについて、前もって考え、家族などと共有しておく「人生会議」の大切さを伝えた。

 受講者20人は、5人ずつ4グループに分かれて、カードゲームを使った「人生会議」を実際に体験。余命半年という設定で、自分は何を大切にして残りの人生を生きていきたいか、真剣に考えた。

 中には「自分は最期まで自宅で過ごしたいと思っているが、家族に迷惑を掛けてしまうのではないか」と心配する受講者もいたが、「過ごす場所がどこであれ、人間は互いに迷惑を掛け合って生きていくもの。迷惑を掛け合える人間関係をつくっておくことが大事」と眄弍…后

 「いざという時、どれが正解でどれが間違いでもない中で、判断しないといけない場面がたくさんある。そんな時『お母さんだったら、きっとこっちを選ぶよ』と家族に思ってもらえる、そうやって共有しておくことがとても大事。それが人生会議」とアドバイスした。

 また講話では、酸素吸入や緩和ケアなど入院中に受けられる治療の多くを在宅でも受けられること、訪問診療など在宅医療を受けたい時の相談窓口や、実際にかかる費用の目安についても分かりやすく説明した。

◇3人に修了証

 第28期の最終回となったこの日、同事業団は日向会場の全3講座を受講した3人に修了証を贈った。修了証を受け取った受講者は次の通り(敬称略)。田中利幸、田中安子、田村ハマ子

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