本紙掲載日:2024-04-03
(6面)

最後の大会も和気あいあいと

牧水歌がるたの会−惜しまれつつ活動終了

 牧水歌がるたの会(九鬼勉会長、4人)の最後の活動となる「ありがとう牧水歌がるた大会」が3月30日、延岡市社会教育センターで開かれた。16年間の活動に幕を閉じた同会の九鬼会長(72)は「活動をやめざるを得ないことは断腸の思いだが、後に続く人が出てくることを切に願っている」と話した。

 牧水歌がるたは2006年、歌人・若山牧水の短歌に親しんでもらおうと制作された。同会は08年、歌がるたを普及させるために詠み人の会として結成。延岡市立図書館で毎月定例のかるた会を実施するとともに、要望があれば小学校や公民館などに出向いて普及活動に尽力してきた。

 会が一丸となって続けてきた地道な活動が評価され、17年には県の図書館連協から表彰を受けている。しかし、会員の高齢化と減少により会を維持することが困難となり、同大会を最後に解散を決めた。

 大会前にあいさつに立った九鬼会長は「長きにわたり会を続けてこられたのは支えてくれた多くの市民の皆さまがいたから」と感謝し、「思い残すことのないように童心に返り、大いに牧水歌がるたに興じてほしい」と呼び掛けた。

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