警察犬４頭、指導士２人・嘱託書交付

行方不明・犯罪捜査に協力−日向署

　日向警察署（竹内賢次署長）は１８日、行方不明者捜索や犯罪捜査で協力を依頼する嘱託警察犬４頭と指導士３人に嘱託書を交付した。嘱託期間は来年３月３１日までの１年間。

　嘱託を受けた指導士は、井東照博さん（７４）、竹越ひかるさん（４８）＝ともに門川町＝、古河光幸さん（６１）＝日向市＝。警察犬は、井東さん所有のクシマスターズ・ラッキーボーイ号、ユッタ・フォン・リューネブルク号と矢野康子さん（５８）＝日向市＝所有のバレリーナ・オブ・サウス・カントリー・スター号、古河さん所有のダヴィデ・フォン・プライド・ランド号。

　交付式は同署であり、竹内署長が指導士と警察犬所有者一人一人に嘱託書を手渡した。井東さんは「現場に出動した際は行方不明者には生存していてほしいと思いながら捜査に当たる。凶悪事案についても犯人がこれ以上罪を重ねないように早期に見つけていきたい」と抱負。

　竹内署長は「行方不明者捜索や犯罪捜査など、いつもご協力いただいており、とてもありがたい。いろんな現場に行ってもらうことがあり、中には危険な現場もある。指導士も警察犬も安全に気を付けていただきたい」と話した。

　同署によると、昨年の県内の警察犬出動件数は１０８件（行方不明者捜索１００件、犯罪捜査８件）。うち１０件が日向署管内での出動だった。