本紙掲載日:2024-04-29
(6面)

フラワーフェスタ2024inのべおか

5年ぶり開催−延岡植物園

 「フラワーフェスタ2024inのべおか」のメインイベントは28日、延岡市天下町の延岡植物園であった。天気も味方し、周辺駐車場はすぐに満車になるほど、多くの人が来場。新型コロナウイルス感染症の影響や雨天による中止を経て、5年ぶりの開催を心待ちにした市民らでにぎわった。

 同フェスタは、2011年まで宮崎市をメイン会場に開かれていた「みやざきフラワーフェスタ」のサテライト会場としてスタート。毎年この時期、同園で春を楽しんでもらおうと実行委員会を組織し、イベントを開催している。

 この日は、市民らが手掛けたハンギングバスケットや、ネモフィラ、ペチュニアなどの花が彩る会場に、キッチンカー6店舗が出店。ソフトクリームやドリンク、軽食などを販売し、各店舗前に長い列ができた。

 午前にはステージイベントがあり、4団体の子どもから一般までが出演。ヒップホップ、ベリーダンス、フラダンス、カントリーダンス、バトントワリングの華やかなパフォーマンスが、来場者を楽しませた。

 また、ペチュニアの苗プレゼントもあり、用意された500セットでは足りずに追加分を補充したほど、人気だった。

 景品がもらえる謎解きゲームや輪投げなど、子ども向けの催しもあり、植物に親しみながらイベントを満喫。雨予報が多い大型連休の貴重な晴れ間に、散歩やピクニック、外遊びなど思い思いに、休日のひとときを過ごしていた。

 ネモフィラは満開のピークは過ぎたものの、写真撮影スポットとして好評。フジバカマ周辺には長距離を〃旅する〃アサギマダラが飛び回り、写真に収めようと足を止める人の姿が多く見られた。

 また、スイレン池では真っ白な美しい花が多数開花。池に落ちないか心配する保護者もいるほど、池をのぞき込んで熱心にオタマジャクシやカエルを探す子どもたちもいた。

 同フェスタは5月6日まで。最終日の午前11時からは和太鼓演奏が予定されている。

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