韓国の文化、食を満喫

美郷町南郷で百済の里春まつり

　百済王伝説が残る美郷町南郷で３日、韓国文化を身近に感じてもらおうと、「百済の里春まつり」が開催された。会場の百済の館や南郷茶屋、神門神社などには、韓国料理の出店や韓服の着付け体験ブースが設けられ、多くの人が訪れた。

　百済最後の都・扶余（プヨ）の王宮跡に立つ客舎をモデルとした百済の館では、チマやパジ、チョゴリなどの伝統衣装を試着体験でき、小さな子どもから大人まで、鮮やかな衣に身を包み、会場周辺を散策。西の正倉院では、「高鍋ひとつぎ会」と「しわすの会」による百済にまつわる舞踊もあった。

　神門神社付近にはアクセサリーショップや韓国料理店が並んだほか、韓国伝統遊び体験コーナーも。子どもたちは、木の棒を投げて出た目で駒を進める「ユンノリ」、ボードゲームの「ゴヌ」、つぼを目掛けて細長い棒を投げ入れる「トゥホ」など、初めてのゲームにワクワクした表情を浮かべ、何度も繰り返し遊んでいた。

　休憩所近くには、キンパなどの韓国料理、美郷と南郷の地元グルメ、鳥モモ焼きの販売や、「神門中区ちくせん」による山菜天ぷらの振る舞いなどがあり、来場者は食と文化を思う存分楽しんだ。

　詳細は、本紙へ。