中学女子ソフトクラブ「日向ソレイユ」発足

部活動−地域移行の受け皿

◆「指導者と教員の協働」モデルケースに

　少子化や教員の過負担などを背景に、中学部活動の地域移行が進む。日向市で今春、女子ソフトボールのクラブチーム「日向Ｓｏｌｅｉｌ（ソレイユ）」が発足した。同市の会社員、佐藤充史さん（５３）が代表を務め、中学校ソフトボール部顧問の教員らと協働し、中学生の活動の受け皿を目指す。

　佐藤さんは少年団の指導者や、中学校の外部指導者として競技の普及、人材育成に取り組んできた。もともとソフトが盛んな地域だが、少子化や地域移行の動きが進む中で、「熱を絶やさない」と発足に向け動き始めた。

　日向市内では現在、女子ソフト部がある学校は３校（別の１校が社会体育として活動）。９人以上在籍するのは１校で、残る３校は合同チームで来月の中学総体に出場する。

　ソレイユは部員８人で活動を始めたが、今夏の中学総体が終わると、合同チームで活動した選手たちが加入する予定。佐藤さんは自らの役割を「マネジャー」と称しており、夏以降は中学校の教員が監督を務めるという。

　詳細は、本紙へ。