本紙掲載日:2024-05-21
(3面)

風水害に備えるために−出水期を前に連携確認

河川の増水を想定し、「土のう」を積み上げていく消防団員ら

関係17機関が水防訓練−延岡市

 風水害が多発する6月を前に、延岡市消防本部(田口寿孝消防長)は19日、延岡市古川町の五ケ瀬川左岸河川敷で、大雨や台風に備えた「水防訓練」を実施した。市や国土交通省延岡河川国道事務所、陸上自衛隊第43普通科連隊、延岡署、自主防災組織など17機関から約350人が参加。各種水防工法や救出救助などの訓練を行い、連携を確認した。

 訓練は、最大風速50メートルの大型で非常に強い台風14号が、時速20キロで延岡市内を北上。大雨などの影響で五ケ瀬川などの河川の水位が急上昇し、洪水の危険性が高まっているとの想定でスタート。

 会場の河川敷では、住民の避難や県自動車整備振興会延岡支部による故障車の搬送、道路冠水時の排水ポンプ車の運用、大規模な土砂崩れの発生に伴う延岡署の救出救助などの訓練が行われた。

 このうち、同市消防団の団員ら約130人は、ダメージを受けた堤防の応急対策として用いられる「土のう」を使った水防工法を訓練。延岡地区建設業協会が運んできた大量の土砂を手際良くナイロン製の袋に詰め、基本の「積み土のう工法」、ブルーシートをかぶせてより遮水性を高めた「改良積み土のう工法」を披露していた。

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