若者の地元就職を促進−情報ガイド第２号を作成

今月末まで掲載企業募る−延岡市

　延岡市は、進学などでふるさとを離れた若者の地元への就職を促進しようと、就職情報を掲載した「おかえりのべおかサポートガイド」の第２号を作成する。今月３１日まで、ガイドに掲載する企業を募っている。掲載料無料。

　同ガイドは、市の人材確保支援策の一つとして、進学などで一度は延岡市を離れた若者の地元就職の促進につなげるため、市内企業の求職やＵターンに特化した情報を提供する目的で昨年１２月に創刊した。

　創刊号は、延岡市内に本社や事業所を置く５０社の情報のほか、同市に移住した場合に受けられる支援金や県の人材バンクに関する説明も掲載し、１５６０冊発行した。

　掲載企業一覧は、業種別に加え、営業、事務、ｗｅｂなど細かく分類した「求人職種別」を設け、より多くの選択肢を提示。ガイドを見た人から複数の企業に応募があるなど、一定の成果が得られたという。

　第２号は、昨年を上回る１７００冊を作成予定で、完成・配布は８月中旬ごろを見込む。市がデータベース化している２０１７年３月以降の市内高校卒業者の実家に郵送する。近年、就職先選びに保護者の意見も反映される傾向にあり、市は「保護者と一緒に見てほしい」と期待する。

　掲載情報は、住所や事業概要、業種、連絡先や代表者名などの企業概要、求人、給与情報など。紙面だけでは伝わらない情報は、２次元コードなどを添付して、自社ホームページやＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）に誘導する。

　対象は、市内に本社、事業所があり、新卒者や中途採用者の採用を積極的に行い、８月時点で求人している企業。５０社程度を募るが、応募多数の場合は市内勤務となる地元事業所などを優先する。３１日必着。

　申し込みは、市商工観光文化部人材政策・移住定住推進室のホームページから申込書をダウンロードし、同室にメール（ｊｉｎｚａｉ＠ｃｉｔｙ．ｎｏｂｅｏｋａ．ｍｉｙａｚａｋｉ．ｊｐ）で送る。問い合わせは同室（�箟箍�２０・７１７６）。