ＧＷ観光客、７万３千人−高千穂町

前年比増、宿泊者数も伸び

　高千穂町は、今年度大型連休期間（４月２９日〜５月５日）の観光客入り込み調査結果を発表した。新型コロナウイルスが５類感染症へ移行し客足回復が望まれた中、総入り込み数は７万３０１０人で前年同期比１４３・３％、宿泊者数は５０２９人で同１３０％と増え、今後１年の吉兆が示される結果となった。

　同調査結果は１９９３年から毎年、町内の観光スポットにある常設・臨時駐車場の利用状況や各施設の集客データなどを基に、同町企画観光課が取りまとめている。なお、調査期間については日数等による増減を避けるため、前年度までと相似した条件で定めている。

　今年は、国指定天然記念物・高千穂峡で人気の貸しボートが予約で完売。高千穂神社で上演する夜神楽にも千人以上が訪れた。天岩戸神社の春季大祭では境内に人波ができたほか、道の駅高千穂、がまだせ市場の鬼八の蔵といった一部施設では、誘導員が混雑緩和やトラブル回避に当たった。

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