本紙掲載日:2024-06-12
(3面)

住民考案標語が交通安全に一役−高千穂町押方山附集落

高千穂町押方山附集落に設置された交通安全を呼び掛ける看板と冨高工業の小野会長(10日)
今年2月に行われた交通安全標語の審査会(提供写真)

複数の看板、地域に設置−地元の企業と公民館が連携

 高千穂町押方の山附集落に交通安全を願う看板が設置され、無事故無違反の推進に一役買っている。同集落唯一の地元企業・冨高工業(小野正道会長)が山附公民館(佐藤公也館長)の協力を受けて行った地域貢献事業で、小野会長は「地域の理解があるからこそ、私たちの仕事は成り立ってきた。今回の取り組みを通じて少しでも恩返しができたのならうれしい」と目を細める。

 冨高工業は現在、高千穂地区安全運転管理者等協議会と高千穂警察署から「安全運転管理モデル事業所」に指定されている。モデル事業所は、業務に一定台数以上の自動車を使う場合に選任が求められる安全運転管理者の業務を推進し、その成果を普及することが目的。高千穂地区では、地区安管の加入事業所から毎年1社を選んでいる。

 指定期間は6月30日を満了日とする1年間で、同社は昨年の指定以降、「社内だけでなく地域とも共同した取り組みができないか」と思案。集落を流れる山附川沿いにあった啓発看板が2022年の台風14号で流失していた経緯から、住民考案の交通安全標語を記した看板製作に思い至った。

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