本紙掲載日:2024-06-14
(6面)

子どもの個性表れる約800点

森のカーテン(右端)など、色とりどりの作品が並んだ
公開制作をする子どもたち
飾ったばかりの「森のカーテン」を前に、記念写真に納まる子どもたち

なないろ教室の作品展−延岡

 延岡市大貫町の「こどものアトリエなないろ教室」の作品展は8、9日、同市のカルチャープラザのべおかであった。教室に通う3歳〜小学6年生と、今年3月に卒業した子どもたち計100人の作品約800点が会場に並び、個性豊かな作品が来場者を喜ばせた。

 なないろ教室は2006年、キッズアートインストラクターのmiyu(本名・酒井美由紀)さんが立ち上げた子どものための美術教室。「型にはまらず、自由に制作してほしい」と思いを込め、「なないろ」と名付けた。

 会場には、壁や天井に色とりどりの絵画や立体作品がずらりと並んだ。このうちペットボトルランタンは、障子紙に水性ペンや水性絵の具で模様付けして作ったデザインペーパーを、かわいらしい形のペットボトルにまとわせた作品。天井から下げられ、会場を涼やかに彩った。

 また、ひもを引っ張ると手足を動かす画用紙製の人形や、フレームもレンズもカラフルなおしゃれ眼鏡、水族館に入れたい生き物の立体作品を詰め込んだ壁飾りなどは、同じテーマで制作していながら唯一無二の作品になっており、来場者を楽しませた。

 会期中は公開制作も行い、森のカーテンを作成し展示した。酒井さんは「来てくださった方たちに『型にはまっていない作品展がいいね』と褒めていただけてうれしかった。今年も無事に終わってホッとしました」と話していた。

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