延岡商工会議所−通常議員総会

中小支援−変化に対応しながら

　延岡商工会議所（吉玉典生会頭）の通常議員総会は６月２６日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であり、２０２３年度の事業報告や収支決算などを承認した。

　２３年度は、東九州自動車道や九州中央自動車道の整備促進に関する提言活動、スタートアップ支援センターによる創業支援、交流プログラム「ひむかのくにえんぱく」の実施、順正デリシャスフードキッズクラブへの食糧支援、まちづくり延岡との連携による空き店舗出店支援事業などを通して、中小企業などの持続的発展や地域・観光振興による地域経済の活性化を推進した。

　また、今年のお大師さん（延岡今山大師祭）の事業内容に関する中間報告もあり、悪天候予報により市中パレードが中止となったものの、市内各商店街で行われたお接待、今山大師本堂での御正当大法要、延岡のぼりざる物産展などでにぎわい、祭り期間中に約１１万人の人出があったことを示した。

　吉玉会頭は、最低賃金引き上げの議論が始まっていることに触れ、「何とかコストダウンを図るなどして変化に対応していくしかない」と中小事業者の置かれている状況を示唆。その上で「会員への寄り添った支援を、創業支援も含めて積極的に行い、来て良かった住んで良かったと思われるまちづくりを推進していきたい」と話した。

　詳細は、本紙へ。