本紙掲載日:2024-07-09
(9面)

延岡しろやま支援学校で「にじいろ音楽会」

優しい音色や歌声広がる−子どもたち「この日を楽しみに」

 特別支援学校を訪れ、子どもたちに音楽を届ける「にじいろ音楽会」が6月21日、延岡市の県立延岡しろやま支援学校(肱岡憲吾校長、176人)で開かれた。優しい音色や歌声が会場いっぱいに広がり、子どもたちの笑顔であふれた。

 わかあゆ部門(肢体不自由教育部門)と、たいよう部門(知的障がい教育部門)の児童生徒を対象に、午前と午後の2回開かれた。出演したのはピアニストの松浦真由美さん(日向市出身、東京都在住)、ボーカリストでユーフォニアム奏者の香月保乃さん(宮崎市在住)、声優の池田知聡さん(同)、踊り手の河野麻衣さん(門川町在住)。

 チャプリンの映画「モダン・タイムス」で使用された楽曲「スマイル」では語りと踊り、歌、ピアノ、ユーフォニアムが共演。ジャズ「聖者が町にやってくる」では香月さんがユーフォニアムを使い、子どもたちとコール&レスポンスを試みた。

 松浦さんのピアノによるリスト作曲「ため息」で一気に雰囲気が変わり、子どもたちは美しい旋律にうっとり。さらに池田さんが映像に合わせた朗読で引き込んだ。映像には、同校の児童生徒が描いた絵が登場。宮崎マルチメディア専門学校の三橋幸四郎副校長と学生らが制作した。

 また、香月さんが会場全体を震わせるような声で民謡「ひえつき節」を歌い上げ、続く童謡「赤とんぼ」では、サプライズで延岡しろやま支援学校の鍋島美央教諭が午前の部、佐藤舞教諭が午後の部に登場し、歌声を披露した。

 「にじ」「ツバメ」では香月さん、松浦さんの演奏に合わせて、河野さんが子どもたちの手が届く距離にまで近づき、誘うように楽しく踊った。

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