本紙掲載日:2024-07-12
(1面)

憧れ続けた舞台に立つ−ボートレーサーデビュー

デビュー戦の舞台に立つ渡邊さん
ボートレーサーとしてデビューを果たした渡邊さん

多くの人を感動させる選手に−渡邊雄斗さん(高千穂町岩戸出身)

 今年5月27日から3日間、三重県津市で開催されたボートレース大会「サンケイスポーツ杯」で、高千穂町岩戸出身の渡邊雄斗さん=県立高千穂高卒=がボートレーサーデビューした。幼少期から憧れ続けた夢の舞台に立った。「とてもやりがいのある仕事。レーサーになることができて良かったし、幸せを感じている」と話す。

 小学校低学年のころ、偶然テレビ観戦したボートレースに「かっこいいと思った」とくぎ付け。ただ、競技に触れられる環境が地元になかったため、憧れは曖昧となり、高校までは空手と水泳に打ち込んだという。

 高校2年の進路調査で就きたい職業を考える際、レーサーへの憧れが再燃する。勉強が苦手だったため両親には「(養成所の入所試験に)受かるはずがない」と反対されたが、体力トレーニングや筆記試験対策を自己流で組み立て、毎日継続した。

 倍率約25倍の狭き門を突破し、高校卒業と同時に福岡県の養成所へ入所した。自宅に届いた合格通知の喜びは、すぐに意気込みへと変わっていったという。

 ゼロスタートでエンジンのかけ方から教わり、知識と技を磨いた。同期との技術の差に「数え切れないほど心が折れそうになった」が、空手と水泳で培った精神力で奮起。卒業まで基準を満たし続ける必要がある〃退所のふるい〃にも残り、念願のデビューを果たした。

 詳細は、本紙へ。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/