本紙掲載日:2024-07-20
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スギ素材(丸太)生産量−宮崎県、33年連続で日本一

全体は北海道に次いで2位−木材統計

 本県の昨年のスギ素材(丸太)生産量が、1991年以降33年連続で日本一となった。スギ以外も含めた全体の素材(同)生産量は、前年と同じく北海道に次いで全国2位。農林水産省が19日に発表した「令和5年木材統計」を踏まえて、県が同日に発表した。

 統計によると、昨年の全国の素材生産量は2064万3千立方メートルで、内訳は針葉樹が1892万2千立方メートル(うちスギは1191万7千立方メートル)、広葉樹が172万1千立方メートル。前年比はスギを含む針葉樹が92・8%と減少し、広葉樹が101・5%とわずかに増加した。

 このうち、本県の昨年の素材生産量は200万1000立方メートルで、内訳は針葉樹が197万3千立方メートル(うちスギは184万6千立方メートル)、広葉樹2万8千立方メートル。こちらは前年比でスギを含む針葉樹が98・1%とわずかに減った一方、広葉樹が140%と増加している。

 都道府県順でみると、昨年の全体の素材生産量は300万8千立方メートルの北海道が1位、次いで200万1千立方メートルの本県が2位、123万5千立方メートルの岩手県が3位だが、スギ素材生産量は184万6千立方メートルの本県が1位、89万立方メートルの大分県が2位、86万5千立方メートルの秋田県が3位と続いた。

 河野知事は、森林づくりに取り組んできた先人を含む林業従事者の努力をねぎらうとともに、「豊かな森林資源のバトンを同じように次の世代へと受け渡していくことが重要。再造林率日本一に向けてしっかり取り組んでまいります」とコメントした。

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