兵頭頼明さん（延岡出身）東海中で特別授業

世界で高い評価を得る日本映画−宮��駿とゴジラをつなぐもの

　延岡市立東海中学校（下野隆平校長、４０１人）で１９日、映画評論家の兵頭頼明さんによる特別授業「宮��駿とゴジラをつなぐもの」が行われ、３年生１３１人が参加した。近年、日本映画が世界で高い評価を得ている理由に迫った。

　兵頭さんは延岡市出身。延岡西高、早稲田大学政経学部卒業後、ニッポン放送に入社。映画専門誌「日本映画ｎａｖｉ」にコラム連載を持つほか、日本人に１０人しかいない米国ゴールデングローブ賞国際投票権者としても活躍している。

　冒頭で、スティーブン・スピルバーグら実写映画監督は世間的によく知られている一方で「アニメ映画では監督が注目されることが少ない」と話した兵頭さん。

　しかし、そんな中でも、今年のアカデミー賞受賞作「君たちはどう生きるか」の宮��駿監督は「世界的に『別格』の評価を受けている」という。子どもが見るものというイメージだったアニメを「圧倒的な作家性でもって大人のものにした」ことが注目を集めている要因だと説明した。

　さらに、同賞でＣＧ（コンピューターグラフィックス）による水の表現が高い評価を受け、視覚効果賞を受賞した山崎貴監督の「ゴジラ―１・０（マイナスワン）」を例に、ＣＧ技術の進歩を解説した。

　詳細は、本紙へ。