本紙掲載日:2024-07-24
(8面)

本社で職場体験−西階中生

ターザンSC岩下さんにインタビュー・記者の仕事に挑戦、記事まとめる

 延岡市立西階中学校2年生の日高希絆(きずな)さんと山太陽(ひかる)さんは23、24日、同市大貫町の夕刊デイリー新聞社本社で職場体験学習を行い、記者の仕事に挑戦しました。

 23日は、同市立土々呂小学校で行われた着衣泳の体験学習について、講師にインタビューするなどして記事にまとめました。

 きょうは、同市立北川小学校で行われた夕刊デイリー新聞社主催の特別授業の取材に同行し、写真撮影に挑戦しました。

 着衣泳の体験学習についてまとめた日高さん、山さんの記事を紹介します。

◆「まずは溺れないこと」延岡市立西階中2年・日高希絆

 土々呂小学校の4年生と6年生が23日、水難事故防止のための着衣泳を体験した。

 ターザンスイミングクラブの支配人、岩下洋通さんらが講師を務め、子どもたちに川や海などに落ちてしまった時に、どのように対処すべきかを教えた。着衣泳のほか、水中で方向転換したり、水中で足を付かずに着ている服を脱いだりする体験もあった。

 岩下さんへのインタビューでは、着衣泳で一番何が大切か聞いたところ「パニックにならないこと」と語った。

 なぜスイミングコーチという仕事に就いたのか聞いたところ、岩下さん自身が溺れた人を助けた経験があり、学生時代にアルバイトで監視をした経験もあったことから、こういう仕事に就きたいと思ったそうだ。

 水泳の楽しさを尋ねたところ「泳げるようになる。そこには自転車に乗れた時と同じ喜びがある。小さい子どもから高齢者まで幅広く楽しめるところも水泳の良さ」と語っていた。

 また、「教えてもらったら誰でも泳げるようになる。まずは溺れないことが一番。自分の命を守るためにも、泳げないより泳げた方がいい」ともおっしゃっていた。

 ちゃんとした泳ぎができるようになりたいと思った。

◆「命を守るための着衣泳」延岡市立西階中2年・山太陽

 着衣泳の体験が23日、土々呂小学校で行われた。同小学校の4年生44人と6年生54人が、各学年ごとにターザンスイミングクラブのコーチに指導してもらい、真剣に取り組んだ。

 コーチの一人、岩下洋通さんにいくつかの質問をした。

 水難事故を防止するため、子どもたちに気を付けてほしいことは何か尋ねると、「監視の行き届かない場所で発生するケースが多いため、川や海には子どもだけで行かず、保護者の監視の行き届く範囲で行ってほしい」と話した。

 また、着衣泳を通して子どもたちに学んでほしいことは何か尋ねると、「水難事故に遭わないことが一番良いが、着衣泳を事前に体験しておくことで、いざという時に少しでも落ち着いて行動できるのではないか」と語った。

 このような体験を通して、水難事故で亡くなったり、けがをしたりする人が一人でも減ることを願いたい。

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