本紙掲載日:2024-07-26
(2面)

木製車止めをピカピカに

紙やすりでスギ板を研磨する子どもたち

日向市駅に恩返し

 JR日向市駅周辺に設置されている県産スギ材を使った車止めを手入れするイベント「日向市駅に恩返し〜杉板をピカピカに磨こう!2024〜」が21日、同駅高架下多目的スペースで行われた。子どもから大人まで市民約80人が参加し、艶やかな木目をよみがえらせた。

 イベントは「日向市駅木を生かしたまちづくり」の一環として、市市街地整備課が昨年から開催。市民協働で手入れすることで、施設の耐用年数とともに、施設への「愛情の耐用年数」も上げようと取り組んでいる。

 車止めは、鉄製のフレームに県産スギの板4枚をはめ込んだ円すい形の「木製ボラード」と呼ばれるもので、高さ約70センチ。駅周辺に216基設置されており、このうち10基の計40枚を磨いた。

 参加者らは、設置から15年以上が経過し、表面の劣化が目立つスギ板を電動工具や紙やすりを使って丁寧に研磨。黒ずんだ表面は元の美しい木目と艶を取り戻し、最後は板の裏にそれぞれ自分の名前やメッセージなどを書き入れ、フレームに取り付けた。

 詳細は、本紙へ。

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