本紙掲載日:2024-07-30
(2面)

眇攻派彁瓩裡矯酩福欷内初・都城市立美術館に収蔵

米国拠点に活躍−延岡市出身

 米国を拠点に活躍した延岡市出身の現代美術家、眇攻派彁瓠複隠坑毅亜腺横娃隠掲)の作品6点が、都城市の都城市立美術館に収蔵された。延岡市の実家にあった陶芸5点とリトグラフ(版画)1点で、同館の収集委員会は「海外で活躍し、新しい造形の世界を築いた点で注目すべき作家と作品」と評価。同氏の作品が県内の公立美術館に収蔵されるのは初という。

 暁夫氏は恒富小、宮崎西中、宮崎大宮高、武蔵野美術大短期大学部工芸デザイン科を卒業。福岡県小石原村で修業中に、当地を訪れた著名な陶芸家ケン・ファーガソン氏の誘いで渡米し、ミズーリ州カンザスシティ大学を卒業、ニューヨーク州アルフレッド大学修士課程を修了した。ワシントン州に拠点を置き、ワシントン大学教授や名誉教授を歴任。2017年1月に亡くなり、自宅があるシアトルに眠る。

 ヨーロッパやアジアでも精力的に作品を発表し、受賞歴も多い。作品はニューヨークやロサンゼルスなど米国内の美術館をはじめ、台北市立美術館、英国ロンドンのビクトリア&アルバート博物館、カナダのウィニペグ美術館など多くの国や地域で収蔵されている。国内では、陶芸専門の美術館・滋賀県立陶芸の森陶芸館に2点が収められている。

 宮崎大宮高の同期生で暁夫氏の顕彰を続ける田村敬一郎さんが、都城市立美術館に情報提供したことをきっかけに、同館が延岡市の実家を調査。収集委員会などを経て、暁夫氏の作品の特徴が現れている6点の収蔵を決めた。

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