中尾諭介さんの一人ライブ

故本田誠人さんへの思い語り、歌う−延岡

　延岡市出身のフォークシンガー・中尾諭介さんによる「夏の夜の一人ＬＩＶＥ」が１４日、延岡市の虎彦サロン（風の菓子虎彦内）であった。遠くは東京都や福岡県など県内外から訪れた約７０人が、中尾さんの歌声に聞き入った。

　同店の上田耕市社長が企画。上田社長は中尾さんや、中尾さんが高校時代に漫才コンビ「Ｓａｙ−Ｙｏｕ」を組み、脚本家、演出家、俳優と幅広く活躍した同市出身の故・本田誠人さんを応援してきた。

　本田さんの死後、「本田君を応援し続けることは、本田君最愛の家族を応援すること」と、本田さんの妻でユニット「あんてな」代表の泉さんによる朗読会「四季の泉」を定期的に開いている。

　今回は、１１月４日に延岡総合文化センター小ホールで開催する同朗読会の１周年記念公演「待ち合わせ」のＰＲを兼ねて、当日に歌を披露する中尾さんのライブを企画した。

　中尾さんは、昨年５０歳を迎えて作ったという「道標５０」や、実家のすぐそばを流れ、遊び場だった川を歌った「祝子川」、「ばんば踊り」など、エピソードを交えたＭＣを挟みながら力強くもしっとりと、丁寧に歌い上げ、誠人さんへの思いを語った。

　詳細は、本紙へ。