川遊び、安全に楽しく−五ケ瀬川河川敷

親水イベント−延岡

　ＧＯＫＡＳＥ川遊び推進協議会（佐伯宅信会長）による「かわあそびｉｎ五ケ瀬川２０２４」は７月２８日、延岡市松山町の松山橋下流河川敷で開かれ、家族連れなど約４００人が参加、ライフジャケットの着用法など安全対策を学んで川に親しんだ。

　子どもたちが川遊びの楽しみを体験する「リバーフェスタのべおか」と、安全対策を中心に学ぶ「お父さんお母さんのための川遊び村」が前身で、両イベントを併せた形で２０１８年から開催している。

　安全に遊ぶため、子どもだけでなく見守りの保護者も、ライフジャケットを正しく着用するよう徹底。会場には子どもの足が着く深さの河川プールが整備され、親子らは心地よさそうに泳ぎながら、網で水生生物を捕獲して観察した。

　盛り土した斜面でのウオータースライダーや、水に浮かべ、中に入って遊ぶことができる巨大な筒状の「ウオーターチューブ」は順番待ちの行列ができる人気で、子どもたちが歓声を上げて楽しんだ。

　河川敷のテントでは市消防本部による心肺蘇生法の講習があり、参加者は職員の指導で胸骨圧迫やＡＥＤ（自動体外式除細動器）の使用法を体験。水槽内にいる水生生物の観察コーナー、川の知識を学ぶパネル展示、キッチンカーの出店もあり、親子らはミスト式の冷風機を設置したテントでくつろぐなどしながら、休日を満喫していた。