本紙掲載日:2024-08-08
(8面)

トップ選手ら−技のこつ伝授

旭化成柔道教室−延岡

◆夏季合宿に合わせ−子どもたちを指導

 旭化成柔道部による柔道教室が6日、延岡市のアスリートタウン延岡アリーナサブアリーナであった。県北の未就学児から中学生まで約100人を対象に、日本トップレベルで活躍する選手らが技のこつなどを指導した。

 柔道教室は、この日から始まった同部の夏季強化合宿に合わせて実施。前日には市内の中学生らが畳敷きなど会場を設営しており、その感謝を込めて企画。選手やコーチら20人以上が講師を務めた。

 稽古前には、今年の世界選手権(5月、アラブ首長国連邦)に出場した太田彪雅選手、中野寛太選手、老野祐平選手によるトークショーがあり、大島優磨選手の質問に答える形で、柔道を始めたきっかけや得意技、緊張や不安の打ち消し方などを紹介。

 中野選手は「小中学生の間は勝った負けたで一喜一憂せず、基礎を固めて立派な選手になれるように頑張って」、老野選手は「楽しく柔道をやって、長く、実業団まで続けてほしい」、太田選手は「いろんな技にチャレンジして、柔道を楽しいなと思ってくれれば」と、メッセージを送った。

 進行役の大島選手は、「3選手みたいに日本代表になって頑張るのも柔道だし、一人一人がそれぞれの目標に向かって頑張るのも柔道。きょうの話を少しでも自分の力にして、将来、この中から一人でも多く旭化成柔道部に入ってくれることを願っている」と話した。

 守田誠フィジカルコーチによるウオーミングアップに続き、技の講習が行われ、大外刈り、背負い投げ、内股の三つの技を、引き手や釣り手、足の踏み込む位置など、実演を交えて細かく指導。子どもたちはキレのある模範の投げを、目を丸くして見詰めていた。

 乱取りでは、稽古を付けてもらおうと、一列に並んだ選手の元へ子どもたちが全力疾走。練習してきた技を果敢に繰り出し、技が掛かると笑顔を見せていた。

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