本紙掲載日:2024-08-09
(2面)

伝統漁法でアユ捕れた−ちょんがけ大会

伝統漁法の「ちょんがけ」でアユを狙う参加者

延岡市北川町

 延岡市の北川漁業協同組合(長瀬一己組合長)は4日、北川町下塚の矢ケ内川で「鮎(あゆ)ちょんがけ大会」を開いた。家族連れなど県内外から約250人が参加し、渓流ににぎやかな声が響き渡った。

 ちょんがけは、さおの先に仕掛けた針を、アユの体に引っ掛けて捕る伝統漁法。同漁協は、この日のために100グラムほどに育ったアユ約270キロを放流したほか、河川の清掃などを行い準備を進めてきた。

 長瀬組合長が準備に携わったスタッフを紹介し、「けがなく、楽しい一日を過ごしてもらえるのが一番。一つお願いするとしたら、皆さんが台所やお風呂から流す水は川に流れる。川を守るにはどうしたらいいか、きれいな水に触れて考えていただければありがたい」とあいさつ。

 参加者は注意事項を聞いた後、上流から女性、小学生以下、中学生以上の三つに区切られたエリアごとに川に入り、釣り糸と針の付いた長さ約50センチのさおを手に川面から魚影を探索。アユの姿を見つけると、狙いを定めてさおを手繰っていた。

 各エリアでは、組合員がアユのいそうな場所を教えたり、さおの先を誘導したりしながらサポート。上手に釣り上げて笑顔を見せる人や、引き上げる際に逃げられてしまう人、素手で捕まえては歓声を上げる子どもと、さまざまな光景が見られた。

 詳細は、本紙へ。

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