本紙掲載日:2024-08-23
(7面)

子どもは町の宝−夏休みに合わせ「こども食堂」

高千穂町商工会女性部

 夏休み中の子どもらに健やかな食生活を送ってもらおうと、高千穂町商工会女性部(児嶋佐代子部長)は7月25日〜8月22日、同町三田井のそば処天庵で「ふれあい食堂」を開いた。児嶋部長が経営する同店の定休日に合わせて週1回、部員らが〃日替わりランチ〃を提供。ボリュームたっぷり、栄養満点の絶品手作り料理に温かい笑顔が広がった。

 「こども食堂」は子どもや保護者、および地域住民に対して無料、または安価で食事とだんらんを提供する取り組み。孤食の解消やコミュニティーの醸成などに有効な手段として、近年、賛同する団体などが急増している。

 高千穂町商工会女性部は活動理念に社会福祉への貢献を掲げており、昨年4月ごろ、同町社会福祉協議会の呼び掛けを受け開設を検討してきた。

 「大人や高齢者にも立ち寄ってほしい」との思いから、食堂名に「ふれあい」を採用。地元住民からの支援金や食材提供により運営費のほとんどを賄っており、食費は無料となっている。

 今年1月20日を振り出しに計2回、だご汁やちらしずしを振る舞ったが、「もっと大勢に来てほしい」と児嶋部長。部員はそれぞれに店舗を持つなどしているため「毎月は難しい。ただ、ある程度は回数を重ねないと取り組みが浸透しない」と感じ、夏休み期間の集中開催を決めたという。

 22日は部員ら数人が食堂に立ち、地取れの野菜や米を使ったカレーうどんとおにぎり3種(しそ、わかめ、ごま塩)100人前を調理。宮崎市の販売店から無償提供を受けた元柔道家・松本薫さんプロデュースのアイスクリームや、地元の菓子工房そらいろが手掛ける「おひさまチーズまんじゅう」も配った。

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