本紙掲載日:2024-08-29
(3面)

地元民話を紙芝居で継承−延岡でプロジェクト始動

「柞ケ谷の太郎兵衛狐ケ岩」−年度内に映像化、PRまで

 地元の民話を紙芝居にして継承する「延岡の歴史を紐(ひも)解く民話プロジェクト」が20日から、延岡市内で始動した。地域学校協働活動推進員・地域コーディネーターの松葉明美さん主導で、愛宕山の柞ケ谷(いすがたに)にすむキツネが人間にいたずらを仕掛ける愉快な民話「柞ケ谷の太郎兵衛狐ケ岩」の紙芝居を製作する第1期、その読み合わせと映像化の第2期、PR活動の第3期を今年度中に実施予定という。

 第1期には旭中学校生徒や延岡医療科学大学の学生、地域おこし協力隊や読み聞かせグループ「はなばたけ」のメンバーら延べ約30人が参加。同中学校被服室で20日と23、24日に絵の色塗り作業を行った。

 紙芝居に登場するのは柞ケ谷の太郎兵衛狐、村一番の力持ちの力蔵さん、村役人の太郎兵衛さん。水彩絵の具と筆を手にした参加者は、事前にはなばたけメンバーらが描いた下絵計10枚に向かい、三者の体毛や肌、服などに色を加えた。

 太郎兵衛狐の体毛はレモンイエローとバーミリオンを50対1、力蔵さんの肌はバーミリオンとライトグリーンを1対1など、いずれも細かく色の配合が決められており、彩色は試し塗りを繰り返し行いながら慎重に進められた。

 詳細は、本紙へ。

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