本紙掲載日:2024-09-02
(1面)

イセエビ漁解禁−北浦町の古浦新港

大きさなどを確認して選別(けさ、延岡市北浦町市振)
いけすで出荷を待つイセエビ

2日、54キロ超を水揚げ

◆大きさ、おおむね例年並み・延岡

 県内で1日にイセエビ漁が解禁され、各地の漁港ではけさ、一斉に水揚げ作業が行われた。このうち延岡市北浦町市振の古浦新港には、北浦漁業協同組合(宇戸田定信組合長)所属の船が生きのいいイセエビを次々と持ち込んだ。

 先日、九州を横断した台風10号の影響でしけなどが心配されたが、むしろ海中の生物が活発化。初日に帰港した漁船は4隻と例年に比べてやや少なかったが、持ち込まれたイセエビは計54・2キロで例年並みとなった。

 船着き場では、船主と漁協職員がイセエビを傷つけないように丁寧に水揚げ。計量をして、船ごとに分けていけすに移していった。

 けさのイセエビは、初日のため小ぶりなものもあったが、おおむね例年並みの大きさ。買い受け人が希望額を提示する競りでは、最高値が1キロ当たり5789円。平均額が5650円となった。

 同漁協販売課の加藤光裕さん(26)は「けさのイセエビは『東九州伊勢えび祭り』に参加する海道筋の食事処にも卸されると思います。新鮮で身がプリプリな北浦のイセエビを多くの方に楽しんでほしいですね」と話した。

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