本紙掲載日:2024-09-05
(2面)

世界の広さ学んだ−インド国際子ども村「ハッピーバリー」

ハッピーバリー平和キャンプを振り返る渡部さん(左)と大神さん
山本副市長にインドのお土産を手渡す渡部さん

平和キャンプ参加−渡部さん(川島小)報告

 インド国際子ども村「ハッピーバリー」(延岡市鶴ケ丘、大神のりえ代表)が実施した「第33回ハッピーバリー平和キャンプ」に参加した市立川島小学校5年生の渡部一貴さんが8月23日、大神代表と市役所を訪れ、山本一丸副市長に現地での活動を報告した。

 同キャンプは、ユネスコ憲章の前文にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」を実現させるために、1992年から開催している。

 今年は、延岡から唯一参加した渡部さんを含む小中学生5人が参加。6〜19日の2週間、インド南西部のカルナータカ州ベンガルールにあるハッピーバリーの宿泊施設を活動拠点に、現地の学校訪問、ホームステイ、マイソール宮殿の見学、ゾウ乗りなどを体験した。

 渡部さんは、山本副市長に現地で撮影した写真を見せながら「宮殿に金が使われていた」「カレーがおいしかった」「翻訳機があったから会話ができた」などとインドでの思い出を振り返り、「また行きたい」と笑顔。「世界の広さを学んだ。英語を勉強して海外に行けたら」と話していた。

 大神代表は「参加した子どもたちは物おじせず現地の人との交流が上手だった。ご縁で続けることができたキャンプをこれからも続けていきたい」。渡部さんの母優子さんは「キャンプのおかげで視野が広がったのでは。これからは考えて行動することを自主的にやってくれたら」と期待していた。

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