本紙掲載日:2024-09-06
(1面)

電子図書館サービス本格運用−26日から

キノデンには調べ物に役立つ書籍がそろう

生涯学習や読書活動を支援−パソコンやスマホなどから

 県は、オンライン上で書籍が読める「ひなた電子図書館サービス(通称ひなデジ)」を、今月26日から本格運用することを明らかにした。同日までに約2千冊をそろえる予定。無料だが、読むにはパスワードを設定した同館の貸出利用券が必要となる。

 ひなデジは、誰でも電子書籍を利用できる環境を整え、読書を通した生涯学習の支援や児童生徒における探究学習の支援、読書活動の推進などを目的に行う。電子書籍はパソコンやスマートフォン、タブレットで読むことができる。

 紀伊國屋書店の「KinoDen(キノデン)」と日本電子図書館サービスの「LibrariE(ライブラリエ)」という二つのサービスを活用し、電子書籍を提供する。

 学校関係者以外が利用するには、パスワードを設定した貸出利用券が必須で、郵送で発行できる。既に保有している場合は、西暦を含めた生年月日がパスワードとなる。

 同館HP(ホームページ)の「Myライブラリ」にログインするためのパスワードも必要で、電話での発行が可能。ただし、発行から2カ月以内にパスワードの変更手続きをオンラインか現地で行う必要がある。

 現在、試験を始めており、26日に行われる開始式に合わせて本格運用となる。同日までに約2千冊を用意、さらに本年度末までに選書委員会の意見を踏まえ約4千冊をそろえる予定。

 県によると、九州6県を含め全国26自治体が電子書籍サービスを導入している。ひなデジ利用に必要な貸出利用券に関しては、オンライン上で申請、発行する仕組みの導入を検討しているという。

 河野知事は4日の定例会見で「いつでもどこでも誰でも読むことができるサービスを、県として初めてスタートする」とし、ラインナップについて「いろんな声を聞きながら充実を図っていきたい」と話した。

 詳細は、本紙へ。

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