受賞者ら初対面、歌を詠み合う

最後のマッチング短歌交流会−日向

　短歌を通して友達やパートナーとの出会いを創出する「ヒュー！日向マッチング短歌交流会」が１４日、日向市東郷町坪谷の若山牧水記念文学館で行われた。全国各地から寄せられた投稿の中から、ベストカップル賞などの受賞者が初めて対面し、歌を詠み合うなどして楽しんだ。

　同市では、短歌が古来、出会いの手段であったことに着目し、ウェブサイト上で短歌や返歌を投稿し合うサービス「ヒュー！日向マッチング短歌」を２０２１年度から毎年度行ってきた。最終回となる今年度は６月１４日〜７月１２日まで開設した。

　マッチング短歌は、年齢や性別、既婚や独身を問わず、自己紹介や顔写真も不要。投稿した短歌に返歌が投稿されるとマッチング成立となる。開設期間中、全国各地から１８９４首（本歌８１８首、返歌１０７６首）の投稿があった。

　マッチングした短歌は歌人の枡野浩一さんと天野慶さんが選者となり、「ベストカップル賞」（特選１組、準特選２組）や「市民とマッチ賞」などの受賞者が交流会に招待された。

　この日は受賞者１２人と天野さんが現地を訪れた。東京や愛知、大阪などから訪れた一行は、へべす収穫体験や同市美々津町の重要伝統的建造物群保存地区、若山牧水生家を見学した。

　詳細は、本紙へ。