薬剤師の〃卵〃病院見学−西臼杵医療センター

九州医療科学大−薬学部生を受け入れ

　西臼杵医療センター（寺尾公成センター長）は１７日、所管する３病院（高千穂、日之影、五ケ瀬町国民健康保険病院）で九州医療科学大学（延岡市吉野町、池ノ上克学長）の院内見学を受け入れた。薬学部で学ぶ県北出身者から、大学が選抜した実務実習を控える４年生２人と、同実習を終えた５年生１人が訪問。各病院の薬剤師らに教わり、薬局や病棟業務への理解を深めた。

　３病院の職場環境を知ってもらい、西臼杵地域医療の人材確保を図ろうと初めて受け入れた。今年４月に着任した池ノ上学長と同じ産婦人科医であることから、かねて親交があった寺尾センター長の提案で実現した。

　最初に訪問した五ケ瀬町国民健康保険病院（崔林承院長）では、薬剤師の土谷研一さんが案内を担当。薬局の設備や勤務体制、業務内容などについて説明した。

　その後、学生は１人ずつ、テスト用の患者データに基づく「調剤」を体験。土谷さんに教わりながら、処方箋の初期鑑査や入・出力、分包、最終鑑査など一通りの業務に目を輝かせていた。

　詳細は、本紙へ。