本紙掲載日:2024-09-27
(3面)

地域への恩返しの思い込め-バス停待合所をリノベーション

掃除用具や水を運ぶ生徒たち
高圧洗浄器やブラシを使って磨く職員や生徒ら

来月から本格的に着手予定-学びの多様化学校

 新たな学びの場として今年4月、県内で初めて設置された延岡市立南浦中学校学びの多様化学校分教室「熊野江教室」(酒匂慎一郎校長、9人)は、生徒が登下校時に利用するバス停そばにある待合所のリノベーションプロジェクトに取り組んでいる。

 学びの多様化学校は、不登校状態にある児童生徒の実態に配慮して、特別な教育課程を編成することができる。同校は各学年の標準的な授業時間数1015時間を770時間に削減し、生徒の学力に応じた個別学習の時間を設けるなどの教育を展開。子ども一人ひとりに学校が合わせることを重視している。

 プロジェクトは、同校が音楽、美術、技術・家庭を合わせて新設した「芸術」と総合的な学習の時間を使い、6月から継続して実施。分教室の基本的な考えを具現化する活動という。

 力を入れているのは生徒のアイデア、一人ひとりの特技を重視し、足跡を残すこと。生徒の多くがバスで通学し、この場所を毎日利用することから、「ここは帰ってくることができる場所だよ」ということを伝える目的がある。

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