本紙掲載日:2024-10-12
(7面)

プロジェクト10周年記念作品展−つなごう延岡

展示する子どもたちの作品を手に来場を呼び掛ける実行委員会
宮崎ウクライナ避難民支援ネットワークのレクリエーションに参加し、交流を深めた八木さん(中列右端)ら

いわきART支援プロジェクト実行委員会−県立美術館県民ギャラリー

 芸術文化活動を通して被災地支援や地域間交流を続けてきた「つなごう延岡・いわきART支援プロジェクト実行委員会」(八木千穗子実行委員長)は、16〜20日に宮崎市船塚の県立美術館県民ギャラリーで、プロジェクト10周年記念作品展を開く。入場無料。延岡市内の作家や子どもたちの作品を展示する。来場を呼び掛けている。

 プロジェクトは、ドイツ在住の画家・吉田義生さんから「東日本大震災の被災地支援に役立ててほしい」と2012年、「津波」と題した作品など2メートル×3メートルの大作5点が実行委員長の八木さんの元に届けられたことがきっかけ。

 八木さんと吉田さんの妻・良子さん(都城市出身)は大学からの友人。その行動に感銘を受けた八木さんが退職教職員互助会の作品展で紹介したところ、賛同する仲間が加わり、15年にプロジェクトを発足。以降毎年複数回、チャリティーコンサートや作品展を実施し、寄せられた浄財を東日本大震災や熊本地震の被災地に届けてきた。

 21年には活動に一区切りを付け、アートに特化した現在の実行委を立ち上げ。延岡市と兄弟都市の福島県いわき市や、県内で生活するウクライナ避難民との交流、支援に力を注いでいる。

 今回、10周年を節目に「県民の皆さんに活動を知ってもらう機会になれば」と、宮崎市での展示を企画。延岡市内を中心に県北の作家らに声を掛け、約50人と俳句愛好会3団体が絵画、写真、工芸、書など豊かなジャンルの作品を出展する。

 詳細は、本紙へ。

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