本紙掲載日:2024-10-16
(3面)

「大人歌舞伎」を奉納−県指定の無形民俗文化財

日之影町の大人歌舞伎の館で行われた「大人神社秋祭り奉納演芸」。寿三番叟
神霊矢口の渡「頓兵衛館の段」を演じる山本会長(左)
助六由縁江戸桜「三浦屋の場」

住民や家族連れでにぎわう−日之影

 日之影町に伝わる郷土芸能・大人(おおひと)歌舞伎を披露する「大人神社秋祭り奉納演芸」が13日、同町岩井川の「大人歌舞伎の館」であり、地元住民や町内外の家族連れでにぎわった。主催は大人歌舞伎保存会(山本唯仁会長、約20人)。

 同歌舞伎は1995年3月、九州唯一の農村歌舞伎として県無形民俗文化財に指定された。安土桃山時代に岩井川地方を善政で治め、非業の最期を遂げた武将・甲斐宗攝(そうせつ)の愛した芝居を農民が演じ、弔うことで広まったとされる。

 公演は春と秋の年2回で、秋は地元の大人神社秋祭りに合わせた奉納演芸として実施。この日は保存会による祝いの舞「寿三番叟(さんばそう)」で幕を開け、全員で社殿の方角に拝礼してからプログラムへ移った。

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