本紙掲載日:2024-10-19
(6面)

岩戸の良いところ知ってね

3年生が地元の魅力をPR−高千穂・岩戸小

 総合学習で地元の魅力を探究する高千穂町立岩戸小学校(押方彰一校長、76人)の3年生は16日、同校そばの天岩戸神社でPRイベント「岩戸っ子スタンプラリー」を開き、参拝者に境内の要所や伝承などを紹介した。

 学校周辺に点在する空き家から地元の人口減少を感じた児童が、「人口を増やすことはできないけれど、岩戸の良さを伝えることはできるんじゃないか」と提起。例年の、学びを形にする取り組みの一環として、教諭が示した手法からスタンプラリーを選び、必要品の作成や説明練習など約5カ月かけて準備してきた。

この日は児童16人が5グループに分かれ、境内の徴古館(天岩戸記念館)、斎館、社務所、本殿、神楽殿について説明。参道入り口で「ちょっとお時間よろしいですか」と声を掛け、ラリーに沿った参拝をお願いした。

 参拝者は鳥居やお守り、神鶏「東天紅(とうてんこう)」などが描かれたスタンプカードを受け取ると、児童が待つチェックポイントを訪問。クイズを交えた施設案内やイラストを用いた天岩戸神話の解説、神楽の実演などに頬を緩ませた。

 旅行で訪れていた広島県の久岡倫子さんと娘の七海さんは「旅先で知らないことも多い中、子どもから聞くと素直に耳に残る部分もある。高千穂町には初めて来たが、思い出に残る楽しい旅になった」とにっこり。

 参道入り口でスタンプカードを配った馬原璃空(りく)さん(9)と富睥扱遏覆襪Α砲気鵝複検砲蓮峩枋イ靴燭韻譴匹燭さんの人に笑顔になってもらえて良かった。岩戸の魅力を知って、また来たいと思ってくれたらうれしい」と目を細めた。

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