本紙掲載日:2024-10-21
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国内最大−コンクリーション特別展

コンクリーションについて解説する吉田教授
延岡市で見つかったコンクリーションも展示

県総合博物館で11月24日まで

◆吉田英一教授(延岡市出身)の研究成果一堂に

 海底などの地層中にできる岩石「コンクリーション」の特別展「化石タイムカプセル」が宮崎市の県総合博物館で開かれている。国内外で見つかったコンクリーションなど約900点の展示は国内最大規模。本県初公開となる古代生物「タリーモンスター」もある。11月24日まで。連携協定を結ぶ県総合博物館と名古屋大学博物館の主催。

 コンクリーションは、炭酸カルシウムなどによって硬質化した岩石の球体。生物由来の炭素と、海水中のカルシウムイオンが反応して急速に形成されるため、保存良好な化石を内包する特徴がある。

 延岡市出身で名古屋大学博物館長の吉田英一教授がコンクリーション研究の第一人者で、今回の特別展にも携わった。

 県内だけでなく国内外で発見された実物を展示。コンクリーションの生成過程や特徴、工業への応用などを解説している。

 吉田教授によると今回の特別展は、昨年末から今春に名古屋大学博物館で開催した展示会を上回る規模で国内最大。世界でもコンクリーションに絞った展示会は例がないという。

 詳細は、本紙へ。

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