賞の人－黒木貞子さん（延岡市野田町）

２０２４年度夕刊デイリー明るい社会賞

◆地域活動を盛り上げ

　７０歳を迎えた２０００年にさんさんクラブ野田楽生会に入会し、副会長や会長を歴任。長年続けてきた西階幼稚園との交流活動を維持するため、会員が毎年訪問し、入園式や卒園式、運動会などに参加してきた。

　同会は発足時から女性が多く、女性会員を中心に活動してきた。しかし、会の活性化のために男性会員が必要と考え、入会を働き掛け、男性会員を増やしてきたという。

　会長を退いた現在は、会員としてグラウンドゴルフや演芸大会などのさまざまな行事に積極的に参加。多くの行事で最高齢となる中、年齢を感じさせない元気な姿を見せて活動を盛り上げている。

　元会長として役員の大変さを経験。だからこそ、会のために一生懸命に働く現在の役員に「みんなで気配り、目配り、心配りをして、少しでも気を楽にせんといかん」とアドバイスを送る。

　会の活動のほかにも週に１回、地域の元気クラブにも欠かさず通い、体操をして体を鍛えている。「ゆっくり過ごせるようになったのは、ごく最近。今は気ままに生きています」と笑顔で話した。

（推薦者＝佐藤賢悟野田区区長、森美智恵西階幼稚園園長、川口洋一さんさんクラブ南方書記）