本紙掲載日:2024-10-30
(2面)

賞の人−片伯部八千代さん(延岡市平原町)

二十数年前からクリーンステーション指導員として立つ片伯部さん

2024年度夕刊デイリー明るい社会賞

◆気さくに明るく地域活動

 「おはようございます」「はい、どうぞ」。クリーンステーションのある下平原公民館前で、やって来る地域の人に明るく気さくに声掛けする。

 大分市坂ノ市出身。結婚後、夫の地元である延岡市に移り住み、鉄工所勤めの夫とともに、自身は地域の農家などを手伝いながら3人の娘を育てた。

 30代で下平原区の親子会会長を引き受けたことを機に、料理好きも相まって民生委員児童委員や高齢者クラブ会長などを歴任。現在も同ステーションの指導員などを務め、五十数年にわたり積極的に地域活動に携わる。

 「困っている人を突き放すことはできん」と、頼まれごとには「いーよ」と即答。「できることをしているだけ」とあっけらかんと語る。また、「お茶飲みしようか」と自ら地域の人に声を掛け、手作りの煮しめやいなりずし、団子などを振る舞う。「そんげして毎日、遊んでおります」とおちゃめに笑う。

 これからについて尋ねると、漬物作りの腕を競い合っているという友人(90代)を引き合いに「まだまだ負けちゃおられん」と目を輝かせた。

(推薦者=織田陽一下平原区区長、山本洋下平原区前区長、衛藤由文下平原さんさんクラブ会長)

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