本紙掲載日:2024-11-01
(2面)

賞の人−山下康彦さん(延岡市大貫町)

仲間とともに草を抜きながら花壇の構想を練る山下さん

2024年度夕刊デイリー明るい社会賞

◆堤防を花いっぱいの空間に

 「これはヘブンリーブルー。朝顔だけど昼間も花を咲かせて…」

 季節に合わせて植え替えるさまざまな花々をいとおしそうに眺めながら、その名前や特徴をよどみなく話す姿は自他共に認める〃植物大好き人間〃。延岡市野地町の五ケ瀬川右岸堤防「コノハナロード」に年間300日ほど通い、豊富な種類の花で堤防を彩ってきた。

 もともと「花も土いじりも大好き」だったが、通うようになったのは、河津桜を植え、同級生と数人で管理を続けていた松田庄司さんの存在を知ったから。「組織的にやろう」とコノハナロード延岡市民応援隊の発足時から関わった。

 アサギマダラの乱舞を夢見て整備したバタフライガーデンから始まり、腰丈まで草が生え、石がゴロゴロと転がっていた場所に花壇を整備し、花いっぱいの空間にするなど数多く手掛けてきた。

 それでも「自分が好きでやっているだけ。やりたいことがやれる場所をお借りしている気持ち」と謙遜。「習慣になって、生きがいになっている」と楽しむ同隊最年長は、皆の目標の存在になっている。

(推薦者=佐伯卓信NPO法人コノハナロード延岡市民応援隊理事長、松田庄司同副理事長、野々下博司同事務局長)

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