本紙掲載日:2024-11-05
(7面)

歌人、小野葉桜をしのぶ−美郷町西郷

葉桜まつりと葉桜短歌賞入賞者表彰式

 西郷村(現・美郷町西郷)出身の歌人小野葉桜を顕彰する第36回葉桜まつりと葉桜短歌賞入賞者表彰式が11月3日、同町の西郷ニューホープセンターであった。葉桜顕彰会や入賞者、町の人たちなど約80人が出席し、不遇の生涯を送りながらも多くの作品を残した「薄幸の歌人」をしのんだ。毎年「文化の日」に開いている。

 神事は、同センター敷地内に立つ「父上の子の百姓にかへらなむ垂り穂の秋のここのふる郷」の短歌を刻んだ歌碑前で営まれた。田中秀俊町長や同顕彰会会員らが玉串を奉納した後、葉桜の短歌を歌い継いでいる地元のコーラスグループ「コールチェリーナ」が合唱し、郷土の歌人に思いをはせた。

 その後、室内に会場を移し、葉桜短歌賞の表彰式を行った。今年は一般、小中高校生の4部門に県内外から1419首の応募があり、一般の部は岸本恵美さん(大分県)、小学生の部は菊池すずさん(東郷学園4年)、中学生の部は中野智心さん(延岡中3年)、高校生の部は関山陽菜さん(佐土原高3年)が最優秀賞に輝いた。

 式では、田中町長が入賞者をたたえた後、コールチェリーナが葉桜の歌「うす靄(もや)のあやぎぬ巻けば」「ふるさとの母を訪ねて」などを合唱で披露した。

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