賞の人−ひょっとこ駅伝大会実行委員会（日向市）

２０２４年度夕刊デイリー明るい社会賞

◆まちの活性化にも一役

　号砲とともに、たすきを掛けた選手たちが一斉にスタートし、沿道からは「頑張れ！」の声援と温かい拍手が送られる。

　毎年１２月に日向市の市街地を巡るコースで行われる「ひょっとこ駅伝大会」。小学生から４０歳以上のマスターズまで出場でき、毎年市内外から約８０チームが出場する。

　ランナーの熱い走りだけでなく、チーム関係者や地域住民による応援も大会を盛り上げる。街のにぎわい、健康、コミュニティーづくりの一助にもなっている。

　実行委員会を中心に警察や交通指導員のほか、中学・高校生ら多くのボランティアスタッフが運営に携わる。沿道の各地区の協力も大きな支えだ。

　大会は年を追うごとに市民に根付いてきた。実行委員会の長谷川実利会長は「いろんな方々に協力していただくことで非常に盛り上がり、まちの活性化にもつながる」と話す。

　昨年、１０回の節目を迎えた。長谷川会長は「多くの方々に愛される大会にしたい。日向の冬の風物詩として認知され、次の節目の２０回に向けて、大会を発展させていきたい」と語った。

（推薦者＝三輪純司日向商工会議所会頭、野口洋同事務局長、黒木和憲同総務課長）