本紙掲載日:2024-11-11
(2面)

賞の人−自衛隊家族会(延岡市)

一般参加者とともに駐屯地を研修視察して理解を深める延岡市自衛隊家族会の会員ら(提供写真)

2024年度夕刊デイリー明るい社会賞

◆市民との架け橋担う

 わが子らが自衛官として活躍している家族の組織として、長年にわたり延岡市や市内各地区の防災訓練に自衛隊を誘致するなどして喜ばれている。

 自身も自衛隊OBの上杉泰洋会長は、「市民の方に自衛隊のことを理解していただき、いざという時のため、自衛隊隊員にもこの地域のことを知っていてもらいたい」と活動への思いを語る。

 高齢化や人口減少が進む中で災害が頻発化、激甚化していて、住民の不安も増している。会員は自衛隊との連絡員に指定されており、各区長らと連携して、避難困難者の情報を自衛隊と共有するなど、地域にとって頼もしい存在にもなっている。

 また、イベントへの自衛隊音楽会誘致や、各種研修会への自衛隊駐屯地の見学案内、戦没者慰霊碑周辺の清掃活動など、幅広い活動で地域に貢献。延岡花物語では自衛隊が訓練で設置した応急架設橋が来場者用の歩道橋に活用され、経費削減にも寄与している。

 会員らは「今後も自衛隊と市民との架け橋になれるよう頑張っていきたい」と意気込んでいる。

(推薦者=稲吉悦夫延岡市区長連絡協議会副会長、吉本興市延岡市公民館連絡協議会副会長、佐藤房喜延岡市さんさんクラブ連合会副会長)

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