高鍋出身の２８歳「人間らしい音楽を」−指揮者の山上さん迎え初練習

来月１４日の「第九」演奏会を前に−延岡

　１２月１４日に延岡市で開かれる第３７回のべおか「第九」演奏会を前に、のべおか「第九」を歌う会（＝歌う会、日�盥У�会長、９５人）と延岡フィルハーモニー管弦楽団（＝延フィル、北林鉄平代表、４４人）は今月３、４日、指揮者の山上紘生（やまがみ・こうき）さん（２８）＝高鍋町出身、東京都在住＝を迎え、初めての練習に臨んだ。

　山上さんは幼い頃、母親の故郷である高鍋町で過ごし、その後、埼玉県へ移住。埼玉県立浦和高校、東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業、同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程を修了した。

　在学中に宮田亮平奨学金、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞、若杉弘メモリアル基金賞を受賞。公益財団法人日本製鉄文化財団の２０２１年度若手指揮者育成支援制度に合格し、紀尾井ホール室内管弦楽団などで研さんを積む。

　同年１０月から２年間、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の指揮研究員を務め、昨年６月には第３６１回定期演奏会に代役として急きょ出演。吉松隆「交響曲第３番」を指揮し、「鮮烈デビュー」として注目を集めた。

　詳細は、本紙へ。