ものづくり楽しさ体感−日向技能まつり

多くの家族連れ

　第２１回日向技能まつりが３日、日向市日知屋の日向ひとものづくりセンターで開かれた。ものづくりの仕事に関するさまざまな体験コーナーや遊具、ステージイベントなどがあり、多くの家族連れでにぎわった。主催は日向地区中小企業支援機構、同まつり実行委員会（実行委員長・島原俊英同機構代表理事）。

　体験コーナーでは親子らが、新聞紙を使ったバッグ、カラフルスタンプ、ねじ模型のキーホルダー、硬化用ライトで固まるレジンのキーホルダー、缶バッジ、オリジナル容器、ミニ盆栽などを製作。かんな削り体験や木材積み木遊びで木に触れた。

　左官の壁塗りや屋外でのミニユンボ試乗では、子どもたちが保護者らから応援されながら作業に挑戦。卓上のベルトコンベヤーで運ばれてくるお菓子を吸引装置でタイミング良く取り上げる体験や、金属溶接で作った精巧なトンボの模型が支柱先端の一点だけでバランスを取るオブジェの展示には歓声が上がっていた。

　ステージでは和太鼓やフラダンス、バトントワリング、空手演武、吹奏楽、獅子舞などが次々と披露され、紙飛行機飛ばし大会や餅まきもあって大にぎわい。キッチンカーや飲食屋台も多く並び、木製ジャングルジムやふわふわ遊具も設置され、家族で秋の休日を満喫していた。会場では市内の高校生が受け付けや子どもたちの案内などを務め運営をサポートした。