本紙掲載日:2024-11-14
(2面)

来年の干支は「巳」−木製の置物製作

2025年の干支「巳」をあしらった置物
黙々と丁寧に作業を進める利用者ら

ひかり工房−延岡

◆12月6日まで注文受け付け

 延岡市古川町の障害者就労支援事業所「ひかり工房」(柳沢紀彦施設長)は、来年の干支(えと)の「巳(み)」をあしらった木製の置物を製作している。1個千円で販売しており、12月6日まで注文を受け付けている。

 縁起が良いとされる白蛇と子どもの蛇の親子が扇形の板に飾り付けられており、台座を含め高さ13・5センチ、幅27センチ、奥行き5センチ。デザインは同施設の岡田憲太支援員が担当し、「蛇が苦手な人にも興味を持ってもらえるように」と、かわいらしさと丸みを意識したという。

 置物は、利用者らが一つずつ手作業で製作しており、12日も大忙し。毎年欠かさず買い求めるリピーターも多く、すでに約90個の注文が入っているため、色塗りや材料の切り出しなど役割を分担して作業に当たっていた。岡田支援員は「利用者さんに『注文が入ったよ』とか、『たくさん買ってくれたよ』と報告すると、うれしそうな顔を見せてくれる。自分たちが作ったものをお客さんに届けられることはやりがいにつながるし、何よりの喜びだと思う」と話している。

 300個ほどを製作予定で、注文は電話で受け付けている。問い合わせは、ひかり工房(箟箍34・1389)。

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