尾末神社大祭−豊漁と海の安全を祈願

「さしくらべ」で熱気−門川

　豊漁と海の安全を祈願する門川町の尾末神社大祭が１７日、尾末地区一帯であった。３地区のだんじり（太鼓台）が誇りを懸けて競い合う「さしくらべ」では、担ぎ手の掛け声と観衆の拍手が一体となり会場が熱気の渦に包まれた。

　早朝に尾末、上納屋（かみなや）、下納屋（しもなや）各地区のだんじりが尾末神社へ向けて出発。同神社に集合し、神事を営んだ後、厄年の男衆が担ぐ同神社のみこしと３基のだんじり、総勢約７００人が町へと繰り出した。

　「尾末神社のお祭りに」「心をそろえて勇ましく」などと威勢の良い掛け声を響かせながら練り歩き、午後２時ごろに門川漁協前に到着。見せ場のさしくらべでは、「アラ、ヤレサセ、ヤレサセ、エッサッサ」と音頭を取りながら、２０分にわたって重さ約２トンのだんじりを高々と差し上げ、その美しさと勇壮さを競った。

　降り出した雨の中、重さと疲労に耐えながら懸命にさしくらべる男衆を、観衆が声援と拍手で後押し。審査結果が発表され、優勝の尾末がだんじりを差し上げると再び歓声と拍手が湧き起こった。

　詳細は、本紙へ。