〃喜寿〃迎えた県北短歌大会

延岡市長賞−川口美代子さん

　第７７回県北短歌大会が１５日、延岡市本小路の市社会教育センターで開かれ、最優秀賞の市長賞に川口美代子さんの作品「煮込むほどかたち味わい変わりゆく家族の姿鍋の如しに」が選ばれた。主催は同実行委員会（越智理恵子委員長）。

　大会には、選者と投稿者ら約３０人が出席。開会式で越智委員長は若山牧水が秋の情景を表現した歌を紹介し、「意義深く楽しい短歌の勉強に精進していきたい」とあいさつ。来賓で県歌人協会の杉田一成会長は「大会が喜寿を迎え、喜ばしい限り。一人一人にとって掛け替えのない時間になれば」、市文化連盟の松田和己会長は「言葉の美しさ、感性の豊かさなどを追求されている皆さんの今後の発展を願っている」とエールを送った。

　歌評では、越智委員長と杉田会長、市立図書館短歌会の九鬼勉代表が、投稿のあった３０首すべてを１首ずつ解説。言葉の使い方や題材などに注目しながら、良い点や改善点を述べた。その後、市長賞や市教育長賞、県歌人協会会長賞などの表彰式も行われ、受賞者はそれぞれ表彰状などを受け取った。

　詳細は、本紙へ。