本紙掲載日:2024-11-28
(8面)

わが社のホープ−日向・細島地区立地企業(12)

黒田工業ひゅうがリサイクルセンター・永田将全さん

◆廃プラの再生原料化−技術身に付き成長実感

−−入社の動機を教えてください。

以前働いていた会社の事情で退社することになり、新たな職を探していました。日向市に住んでいたこともあってできるなら近くでと思い、見つけたのが今の職場です。

本来は廃棄されるはずの物が、再利用できる製品として生まれ変わるということに興味が湧き、お世話になることになりました。昨年の3月に入社し、2年目になります。

−−どんな仕事をしているのですか。

工場などから持ち込まれるプラスチック廃棄物を機械にかけ、再生原料として使えるようペレット加工するのが仕事です。出来上がったペレット製品の色などがそろっているかを検査したり、リフトで倉庫に運んだりも担当しています。

農家さんから持ち込まれたビニールハウスや、農作物を覆うマルチなどの再生原料化にも当たっています。機械での加工に加え、付着している土の洗い流しと、たまった泥水の浄化にも携わっています。

−−楽しさ、やりがいを感じるのはどんなときですか。

最初は戸惑いもありましたが、今は先輩方の指導のおかげで技術も身に付き、成長を実感できています。再生ペレットは国内外のメーカーに買い取ってもらい、ポリタンクや配管、ごみ袋などに生まれ変わります。循環型社会実現に向けた最前線の現場にいることは大きなやりがいです。

−−会社自慢は何ですか。

プラスチックの再生原料化の取り組みが評価されて、おととしに県内では初となる環境大臣表彰を受けたことです。弊社工場見学が、日向市内の小学4年生の遠足コースに組み込まれるなど地域貢献活動にも力を入れる会社でもあります。

職場でいえば、周りは私より年上の方がほとんどなんですが、皆さん優しく、明るい職場です。必要な免許取得にかかる経費も負担していただけるのもありがたいですね。

−−どんな社員になりたいですか。

いろいろな資格を取得しながら仕事の幅を広げていき、誰からも信頼される社員になりたいです。

−−ひゅうがリサイクルセンターで働きたいと思う方へメッセージをお願いします。

廃棄物リサイクルの会社ではありますが、他にも機械や電気を扱ったり、機械の輸入を担当する貿易の仕事もあります。接客のプロも含めて多様な人材の育成に努めています。ぜひ仲間に加わりませんか。

【プロフィル】門川町生まれ。現在は日向市で妻と8歳の子どもと暮らす。休日は家族と公園などで息抜き。

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