本紙掲載日:2024-11-30
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活力あるまちをデザイン−魅力や伝統、SNS発信PR

五ケ瀬町役場で行われた「五ケ瀬デザインプロジェクト」の審査会・表彰式
発表者。左から後藤さん、中村さん、吉田さん、藤木さん、平山さん
「五ケ瀬デザインプロジェクト」に取り組んだ五ケ瀬中学校の3年生

GDP、吉田さん最優秀賞−五ケ瀬中

 五ケ瀬町立五ケ瀬中学校(永富雅樹校長、68人)の3年生29人が、より良いまちづくり案を考えて町政関係者らに提言する「五ケ瀬デザインプロジェクト(GDP)」の審査会および表彰式が26日、同町役場であり、吉田こはるさんのテーマ「中学生が主となりSNSで五ケ瀬町の魅力や伝統を発信したら、五ケ瀬町をより活性化させられる」が最優秀賞に輝いた。

 官民一体で総合的かつ計画的なまちづくりを推進する「第6次五ケ瀬町総合計画」に基づく取り組み。同町では、小学1年生から9年間にわたり地元の魅力や課題を探究する「豊かな体験活動学習」を行っており、GDPはその集大成となる。

 この日は、校内選考で選ばれた5人が小迫幸弘町長ら審査員にプレゼンテーションを実施。資料の見やすさや内容の実現性、思い入れの強さなど5項目が審査された。

 吉田さんは冒頭、「五ケ瀬町過疎地域持続的発展計画」の観光動向調査から、観光客数の先細り化を懸念。現状の課題として、伝統芸能を知る若者の減少と情報発信手段の脆弱(ぜいじゃく)さを挙げ、これらを改善することで町の活性化が見込めると仮定した。

 具体策として「五ケ瀬町の観光と伝統芸能を組み合わせた動画発信」と「外国人向けのサイト作成」を提言。発信に使うSNSの強みとなり得る機能や他自治体における事例、実践による手応えなどを交え、伝統芸能の継承や持続可能なまちづくりへの思いを力説した。

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