本紙掲載日:2024-12-06
(8面)

盲導犬・触れ合って役割理解−岡富小

盲導犬の玉露との歩行を実演する後藤さん(右)。左は歩行の解説をする福田さん
児童は玉露を優しくなでて触れ合った
アイマスクを着けて白杖歩行を体験する児童

ユーザー招き体験授業−延岡

 延岡市立岡富小学校(黒木将人校長、462人)でこのほど、盲導犬体験授業があり、3年生67人が、九州盲導犬協会の啓発ボランティアで盲導犬ユーザーの後藤文一さんと盲導犬の玉露、同ボランティアの福田誠さんから盲導犬とユーザーについて学んだ。

 この日はまず、同協会が制作した盲導犬になるまでの流れや目が不自由な人の視界などに関する動画を視聴。それによると、盲導犬、介助犬、聴導犬などの補助犬は身体障害者補助犬法により訓練、認定を受けている。そのため、公共施設や交通機関、民間施設でも同伴できるが、受け入れを拒否されるケースが多いという課題を紹介し、盲導犬への理解を求めた。

 続けて、後藤さんは玉露と一緒に児童の周りを歩いて盲導犬歩行を実演。後藤さんの指示に従いながら、歩くスピードを合わせて前に進む玉露に児童は前のめりになって興味津々だった。
その後、児童はアイマスクを装着して白杖(はくじょう)歩行を体験。数メートル先のゴールまでの道のりを、白杖で周りを確認しながら歩き、斜めに歩いたり、友達とぶつかりそうになったりして目の不自由な人の生活の大変さを体感した。

 また、玉露との触れ合いもあり、児童はおとなしい玉露の頭や体を優しくなでたり、一緒に写真を撮ってもらったりして、和やかなひとときを過ごした。

 詳細は、本紙へ。

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